放射性物質への取り組み
国の取組
収穫前の段階で、あらかじめ放射性物質濃度の傾向を把握するための予備調査と収穫後の段階で放射性物質濃度を測定し、出荷制限の要否を 判断するための本調査の2段階で実施されます。特に、予備調査の結果、放射性セシウム濃度が一定水準(200Bq/kg)を越えた市町村においては、 本調査で重点的に調査する事とし、作付面積で概ね15haに1点の試料採取が行われます。 本調査においては、500Bq/kg以下の商品のみが流通の可能となり、500Bq/kgを越えたものに関しては、出荷制限がかけられます。 出荷制限がかけられたお米に関しては、関係都県・市町村の管理下で集約した上で環境省等から示された方針も踏まえて、適切に廃棄されます。
県の取組
国の方針にのっとり放射能の検査を進める他、自主的にお米の産地である市町村を対象とした検査を行う県が殆どとなります。 県の検査結果につきましては、下記リンクより閲覧する事が可能です。
弊社の方針
弊社では、国が指定した検査対象の17県から産出されるお米に関しては、国、もしくは県の検査により放射性物質が「不検出」の地区お米を仕入れます。また、入荷した玄米に対しては全量、自主検査マニュアルに沿って検査を行い、精米するお米に放射能汚染が無い事を確認することで、 お客様へ安心・安全なお米をお届けできるよう取り組みを行います。
放射能検査基準値
Mr. Gamma(ミスター・ガンマ)A7200型の計測値を使用し「0.1μSv以上」の玄米に関しては、異常値とみなし出荷制限をかけます。根拠としては、山梨県のHPに記載されているモニタリングポストの測定結果は0.042μSv~0.072μSv/時で推移をしております。また、米福精米センターにおいても放射線測定値が0.03μSv~0.072μSv/時と山梨県のモニタリングポストの測定値と同様の数値を示している事と、測定機材の測定誤差が±15%と、自社検査での基準を0.1μSv以下としました。
比較
普通に生活している中でも放射能は、浴びています。その数値は、一般的に2.4mSV程度といわれています。自然界の放射線以外にも、胃のレントゲン写真は1回で0.6mSV・CTスキャンでは6.9mSVの放射線を浴びているといわれています。このように自然界の放射線量よりも、小さい基準値で商品の管理を行っています。※1mSV→1000μSV